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5月27日「紅花栄(べにばなさかう)」のお話

5月のこよみ

エジプト原産とされる紅花は“サフラワー”とも言い、日本では古くから、植物が衣類やお化粧の染料として使われてきました。

アザミに似た花を付け、花びらや種子、そして樹皮なども染料の原料となります。中でも、紅色の染料である「紅花」は、最も古くから、日本の各地で広く使用されてきた植物です。

平安時代から栽培されていたと言われ、万葉集や源氏物語にも記載があるほどです。ただし、葉には小さいトゲがあるので、花摘みには注意が必要です。紅花栽培が盛んなことで有名な山形県では、「紅花御殿」の立つ商家があったほど、かつては貴重な植物だったと言うことです。

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